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誂え品

漆芸のアートピース

誂え人 | 小木 “Poggy” 基史
1976年 北海道札幌市生まれ。1997年からUNITED ARROWSに在籍し、Liquor, Woman & TearsやUNITED ARROWS & SONSを立ち上げる。2018年 独立し、自身の会社を設立。2015、’16、’19、’20年とHYPEBEASTが選ぶ世界の100人「HB100」に選出される。スタジオ2G ファッションディレクターを務める。

その土地から生まれたというスケートボードと工芸の「共通点」からインスピレーションを得たアートピース。現代のスタイルから切り離された工芸ではなく、ストリートの文脈の中で、新たによみがえる「最上級の職人技」を感じることのできる逸品という要望をいただき、実現した。

ユーズドデッキを基材とし、傷をそのまま意匠として溜漆でコーティングした作品。漆の色は日光に当たることで透明度が増していく。
デッキを掛け軸に見立てた作品。高蒔絵「宝巻宝珠龍蒔絵図」。天からの教え「宝珠」を持ち帰る降龍の視線の先に、誂え人小木氏の人生のテーマ「LOVE」を金蒔絵で描く。巻物部分を銀蒔絵で描き、経年によって文字が引き立つ遊びを施している。
花台に見立てたデッキは、トラックを脚に、デッキの中央を平らにするために彫りこみをしている。