bag
お問い合わせ
妹島和世さんのお誂えの逸品
妹島和世さんのお誂えの逸品

手仕事のぬくもりをそっと感じる
心穏やかに祈りを捧げる場所

閉じている時は美しい箱。
扉を開けると、そこに庭が広がる。
日々の気分で、シークレットガーデンを自由に装飾しながら、
ふと一呼吸する時間を設けたい。
世界中の「祈り」の在り方を見てきた妹島さんの思いを、現代版のお厨子として実現しました。

妹島和世さんと建具師・黒田工房の打ち合わせの様子

棚に並ぶ無数の木地サンプルから、お厨子本体の素材を選びます。

国宝修繕を手掛ける黒田工房の確かな技術によりつくられた精密な木箱。扉の先に、様々な工芸の技術によって創造された動植物が、庭を彩ります。金工 吉羽與兵衛さんによる造花や鳥は純銀製。錺金具竹内が手掛けた透かしのピース。日本画家 服部しほりさんの描くかわいらしい花は、妹島さん好みの柔らかい表現。「たらしこみ」など日本画の技術が随所に取り入れられています。代々受け継がれた和服がインスピレーションの源となった生地は、和服を解いて再構したアートピースに。 「自分だけの空間」を彩るアイテムが並びます。

鳥や花といった純銀製の小さな造形

錺金具竹内作 「球体の一部を切り取った」形状の銀色の皿。乱反射によりお厨子の中に光を取入れます。鳥や花といった純銀製の小さな造形は、手仕事の証である槌目を敢えて残さず、無機質な仕上げの奥に柔らかさを表現。

金泥・銀泥で描かれたふっくらとした優しい花

辻が花染めの雰囲気を取り入れるため、金泥・銀泥で表面にふっくらとした優しい花の質感をほどこし、古代朱、墨で花の輪郭を描きました。

Kiwakoto本店にて本店にて妹島さんとクラフツマンと打ち合わせの様子

構想から半年。クラフツマンによってつくられたお厨子の構成要素のそろったKiwakoto本店にて、細部にわたる打ち合わせを行う妹島さん。

祈りの様式は人それぞれ。言語も思考もボーダーを越える現代において、職人がものづくりの要所を抑えて具現化すれば、自分で様式を見出しても、安心して穏やかに祈りを捧げることができます。

誂え品

妹島和世さんのお誂えの逸品

木地にしっくりとおさまる華やかな絹地は西陣織。代々受け継がれた和服のピースがインスピレーションの源。

妹島和世さんのお誂えの逸品

一見箔押しのように見える花は、軽やかな表現を意識し、資料としてあずかった辻が花の華奢な線、連続性を再現。絹地にのせた花にできるわずかな厚みは薄いアルミの板で表現。

妹島和世さんのお誂えの逸品

蒔絵のような立体感と、妹島さんが好まれるかわいい表現を再現するため、日本画の技法による絵付けを選択。枝部分は透明感を意識し、水干絵具と墨を用いて「たらしこみ」技法を用いました。花弁部分は、立体感をもたせるために、胡粉で木地の目を埋め下地を盛り上げる工夫がされています。

誂え人

妹島和世

写真:Aiko Suzuki

妹島和世(建築家)

1956年 茨城県生まれ。1981年日本女子大学大学院家政学研究科を修了。1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とともにSANAAを設立。主な建築作品として、金沢21世紀美術館*(金沢市)、Rolexラーニングセンター*(ローザンヌ・スイス)、ルーヴル ・ランス*(ランス・フランス)などがある。2010年第12回ベネチアビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。日本建築学会賞*、ベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞*、プリツカー賞*、芸術文化勲章オフィシエ、紫綬褒章などを受賞。現在、ミラノ工科大学教授、横浜国立大学大学院Y-GSA教授。
*はSANAAとして。

CRAFTSMAN

竹内(錺金具)

竹内(錺金具)

1967年 灯篭を作る会社として創業。ニーズに応えるために錺金具製造を始め、現在は主に仏壇の錺金具・社寺金物・仏具・納骨壇金具などを製造。

服部しほり(日本画家)

服部しほり(日本画家)

1988年 京都市生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了。「東洋画の神髄は線である」を信条とするように、日本画の古典技法を活かしつつ、独創的なモチーフを取り入れた墨線の映える線描作品を展開する。

吉羽與兵衛(金工)

吉羽與兵衛(金工)

1968年 二代目吉羽與兵衛の長男として生まれる。1994年 先代に師事し家業釜師の修行に入る。2008年 三代與兵衛を襲名。伝統の京釜作りを守りながらも現代に合うデザインを取り入れた作品を手がける。

RECOMMEND

BESPOKE TOPページに戻る