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小木 “Poggy” 基史さんのお誂えの逸品
小木 “Poggy” 基史さんのお誂えの逸品

その地の風土から生まれたという「共通点」を持つストリートと工芸。スケートボードを伝統工芸で表現したらどうなるのだろうか。

世界のファッションをみてきた小木さんから、現代のライフスタイルから切り離された工芸ではなく、ストリートの文脈の中で新たによみがえる「最上級の職人技」を感じ取ることのできる逸品をご要望いただきました。

小木 “Poggy” 基史さんと堤淺吉商店の堤さんの打ち合わせの様子

漆の持つ魅力や可能性をさらに高める取り組みをされている堤淺吉漆店にて。

このプロジェクトには、先人より受け継いできた知恵と技術を継承し、文化財の修復も行う3人の若き匠たちが集まりました。木製サーフボードに漆を塗るプロジェクトなどを通じて、自然から得る循環可能な塗料である漆の魅力を伝える堤淺吉漆店 堤卓也さん、蒔絵技術が最高に達した江戸後期の技法を探求しながらスケートカルチャーを愛する髙島新さん、掛軸の箱や茶道・香道の道具を手掛ける京指物師 兵働智也さんらは、小木さんの期待に応えるために、超絶技巧を披露。

スケートボードデッキを漆の溜塗でコーティングし、その上に蒔絵の古典技法により「宝珠を持つ龍」を描きました。クラフツマンたちにとって前例のないチャレンジ。これまでにない工芸を表現するに至りました。

古典的な龍からインスピレーションを受けた蒔絵の原画

(左)蒔絵の原画。ステッカー風のLOVEは宝巻をモチーフに。(右)小木さんと髙島さんの打ち合わせの様子。

指物師兵働知也さんの作業風景

ユーズドのスケートボードデッキは、指物師の技により、花台として再構成しました。

小木 “Poggy” 基史さんの誂えの逸品

和の空間を演出するスケートボード。


伝統工芸の魅力の一つは、用の美を日常に取り入れること。素材を生かし、技術を磨くことを繰り返し、次の世代へと継承されていきます。

誂え品

漆塗りスケートボード(表)

ユーズドのデッキの傷をそのまま漆の溜塗で封じ込めた作品。

蒔絵スケートボード(表)

蒔絵師 髙島新さんによる「宝巻宝珠龍蒔絵図」。ステッカー風のLOVE蒔絵は、宝巻をモチーフにしています。

花台として再構築された廃デッキ

ユーズドのデッキの傷をそのまま漆の溜塗で封じ込め、花台として再構築。

誂え人

小木 “Poggy” 基史

写真:Jpnathan Daniel Pryce, GarconJon.com

小木”Poggy”基史(ファッション・キュレータ―)

1976年 北海道札幌市生まれ。1997年からUNITED ARROWSに在籍し、Liquor, Woman & TearsやUNITED ARROWS & SONSを立ち上げる。2018年 独立し、自身の会社を設立。2015、’16、’19、’20年とHYPEBEASTが選ぶ世界の100人「HB100」に選出される。現在は渋谷PARCO内にオープンした、スタジオ2Gのファッションディレクターを務めている。

CRAFTSMAN

髙島新

髙島新(漆芸 蒔絵師)

1983年生。2004年石川県立輪島漆芸研究所特別専修課を卒業、蒔絵師髙島忍に弟子入り。2011年京もの認定工芸士認定。2019年新蒔絵工房を開業。

堤淺吉漆店

堤淺吉漆店(漆精製)

明治42年創業。1999年漆の弱点である紫外線による劣化を軽減させる新しい漆「光琳」を開発。2004年国産漆「光琳」が国宝・重要文化財建造物の修復に採用。

兵働知也(指物師)

兵働知也(指物師)

1974年生。21歳 染色の道へ入り、27歳 茶道指物との出会いによりその道へ進む。35歳より京北にて工房を構え現在に至る。掛軸など文化財の保存箱や茶道具などを手掛ける。

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