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庄司夏子さんのお誂えの逸品
庄司夏子さんのお誂えの逸品

手にした人を驚かせたい。

庄司さんが手がける「été」のケーキは、手にしたときの特別感、開けた際の感動を演出する逸品。ボックスにも細部までこだわりがつめこまれています。今回、さらにその上を行く最上級のボックスとして、繰り返し使用できる見たこともないケーキボックスをご所望されました。

伝統工芸職人の技で再構成するケーキボックスは、古くから重箱として重宝されてきた漆芸の技法で製作しました。天然の漆で仕上げる重箱は、菌の繁殖を抑制する効果があると言われており、経年により塗膜が薄くなれば漆を塗り重ねることで、世代を経て永く受け継ぐことができます。

塗師の西村圭功氏の作業風景

代々、上塗りを中心に、茶道具等を手掛ける西村圭功さんの手により漆黒の塗が完成します。

ケーキを取り出した後には、華やかなバラや蝶が現れます。蒔絵師 髙島新さんが、京都にいらした庄司さんと直接お話をする中で受けた印象を基に図案を起こしました。実際にフルール・ド・エテを開けた際の感動を、蒔絵でも表現したいという思いを込めて。蒔絵の技術が最高に達したとされる江戸後期の豪華絢爛な技法を用いています。

Kiwakoto本店にて、庄司さんのケーキを実際に見せていただき、その感動を体験しました。

髙島さんとともにKiwakoto本店にて、庄司さんのケーキを実際に見せていただき、その感動を体験しました。

ボックスを包む風呂敷

ボックスを包む風呂敷は光沢の美しいシルク生地に、黒染専門の老舗 馬場染工の技術で黒染めを施し、銀箔でロゴをあしらいました。

重箱に表現したétéのロゴ

重箱に表現したétéのロゴは、銀粉を蒔いて定着させる工程を3回繰り返し、高く立体的な表現をしていきます。

蒔絵の原画。

蒔絵の原画。ここから、漆と金属粉を用いて巧みに立体的な表現をしていきます。

原画をもとに蒔絵で描かれたバラ

原画をもとに蒔絵最高峰の技法で描かれたバラ。ケーキを取り出した後の感動を演出します。

箱の身部分の一辺が取り外せる重箱

「ケーキを取り出す動作も美しく演出したい」という思いを実現した、京指物史上おそらく初めてとなる、箱の身部分の一辺が取り外せる仕様。

伝統技法と機能にこだわり、極めた逸品が完成しました。大切な日を共に祝う、「コフレ」となりますように。

誂え品

庄司夏子

ケーキボックス(一段重)
フルール・ド・エテ(マンゴー)の薔薇の花から飛び立つ蝶をイメージして蒔絵師 高島新さんが図案を考えました。華やかなエテのケーキを重箱から引き出すと、螺鈿で表現された蝶の羽と純金の蒔きぼかしの柔らかな光が現れます。

庄司夏子

ケーキボックス(二段重)
一重目は、純金で蒔かれた薔薇の花、そこから飛び立つ二重目の螺鈿蝶。蝶の残像は蒔きぼかしの技法で繊細に表現されています。フルール・ド・エテはジュエリーボックスから華やかさがあふれるように、ケーキが高く盛られています。その高さを確保するため一段目と二段目の間には枠を設計しました。

誂え人

庄司夏子

庄司夏子(オーナーシェフ)

1989年 生まれ。2007年代官山「Le jue de lassiette ル ジュー ド ラシェット」(ミシュラン1つ星)を経て2009年南青山「florilege フロリレージュ 」のスーシェフを務める。2014年 24歳の時「été エテ」をオープン。ケーキは幻のケーキとされ、世界的アーティストの村上隆や、ファッションデザイナーTomo Koizumi などといったコラボレーションも手がける。2020年 日本人女性初のAsia’s best pastry chef 受賞。

CRAFTSMAN

髙島新

髙島新(漆芸 蒔絵師)

1983年生。 2004年石川県立輪島漆芸研究所特別専修課を卒業、蒔絵師髙島忍に弟子入り。2011年京もの認定工芸士認定。2019年新蒔絵工房を開業。

西村圭功漆工房(漆芸 塗師)

西村圭功漆工房(漆芸 塗師)

1920年代初代西村圭功創業。以後、上塗り専門の塗師として食器茶道具を製作。当代三代目西村圭功は上塗り仕事に加え、漆器製作の全工程を習得し、職人仕事の他作家活動も展開。

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