好みの内外装に再コーディネート、マテリアルを突き詰めた一台
シフトノブ、スターター・ヒーターの樹脂パーツをアップグレード。
欅の木地からパーツを削り出し、木目を擦り漆により美しく磨いた後、貝を埋め込みました。
ホーンボタンは蒔絵師が旧来のフィアットのロゴタイプをオマージュし、卵殻と蒔絵技法を駆使して表現しました。
そしてコンソールボックスやシフトレバーの金属部位は、シートカラーに合わせて調色した色漆により鏡面仕上げに。
FIAT500のシンプルな内装に映えるこだわりのマテリアルです。
- 石川良
- 1978年 京都に生まれる。2000年 神戸大学卒業。CM制作会社などを経て2007年 家業である石川漆工房に入社。
2016年 京都漆器青年会主催「うるおい漆展」大賞受賞、2017年 レクサスニュータクミプロジェクト京都代表に選出。
- 太田勲塗師
- 1977年 神奈川県寒川町に生まれる。2007年 京都伝統工芸専門学校漆工芸専攻を卒業。
2008年 京塗師・大家忠弘に師事。2015年 独立。2017年 滋賀県美術展覧会工芸部門文化芸術祭賞受賞。
- 新木郁雄蝋色師
- 1974年 京都に生まれる。1994年 父・栄一に師事。1998年 京都市伝統産業技術者研修専科修了。1998年 京展 初入選。
以来、入選多数。2014年 同「うるおい漆展」京都漆器工芸協同組合理事長賞など、受賞歴多数。
- 服部一齋漆芸家
- 1975年 京都に生まれる。1998年に国立高岡短期大学専攻科(現富山大学芸術文化学部)を卒業し、1998年に宮崎木材工業株式会社に入社。
2001年に服部峻昇に指示し、2018年に独立。2019年に工芸美術日工会展日工会賞受賞。全関西美術展第一席を受賞。工芸美術創工会展にて京都府知事賞受賞。