CRAFTSMAN

丈夫窯 京焼・清水焼

自分にしかできない表現の探求

花器、茶器、香炉、飾り壺など、空間を引き立てるような陶器を中心に手がけています。特に、釉薬の研究に力を入れられ、丈夫窯でしか出すことのできない色を持たれています。奥行き感のある「朱」と、透明度の高い黄緑・明るい青・濃紺の3色グラデーションの向こうに下絵が透けて見える「三彩」。高度な技術と、探究心がなせる業です。

常に、手仕事でしかできないこと、自分にしかできないことを追求し、見る人に感動していただける作品をつくりだすことにこだわりをもたれています。

(右)加藤丈尋丈夫窯 当主
(左)加藤秋子奥様でありパートナー
1968年 京都生まれ。1988年から丈夫窯で作陶を始める。ヨーロッパやアジアの展覧会にも積極的に作品を出展。
現在 日展会友 京都工芸美術作家協会会員 作家集団工芸京都同人 創工会会員

京焼・清水焼

京都で焼かれたやきものは「京焼」と呼ばれます。この言葉が始めて記録に登場するのは1605年(慶長10年)のこと。博多の商人の日記に「肩衝 京ヤキ」が茶会に使われと記されており、これは楽焼の茶入である可能性が高いと考えられています。清水焼については、もともと清水寺参道あたりで焼かれていたやきものが限定的にそう呼ばれていましたが、現在では京都府下の各地域のやきものを総称して「清水焼」と呼んでいます。京焼と清水焼は殆ど同義といえます。その特徴は、他の地域から入ってくる様々な土のブレンドと、茶人や公家など目利き達に評価され切磋琢磨した技術力と言えます。陶工の数だけ表現があるとされ、上品で趣のあるやきものとして発展し続けています。

  • 轆轤を使い、一気に形を定めていきます。定規などは使わず、職人の勘によりサイズを合わせていきます。

  • 香りの器は、2種類の特性の異なる土を混ぜる「練り込み」という技法で形を作っています。

  • 表面を削りだすことで、土の豊かな表情をより引き出しています。

  • 白濁色の釉薬が、窯で焼かれる際に土に含まれる成分と化学反応を起こし繊細な色を出します。