極上の天然素材同士を組み合わせ、旧式の織機でゆっくりと織り上げることで、圧倒的な柔らかさと軽さの肌触りの良い生地を生み出します。すべての工程を自社内で行なっているからこそできる空気のようなテキスタイルです。
山梨の織物の起源は諸説ありますが、一説には秦の始皇帝の時代、方士・徐福(じょふく)が「東の海の果てにある蓬莱の山(富士山)」にあるといわれた不老不死の薬を求めて、日本へ来たものの、薬は見つからず、故郷に帰ることもできなくなり、村の娘と結婚。富士吉田の地で暮らすことになり織物の技術を村の人々に伝え、やがて村では織物が盛んになった、といわれています。
武藤でしか織れないとも言われる天然素材の極細糸。カシミヤ、シルク、麻、和紙、オーガニックコットン等あらゆる天然の素材を極薄のテキスタイルに仕上げます。
敢えてゆっくり織ることのできる昔ながらの織機を使用し、空気を含みながら織っていくことで、素材の持ち味が最大限に表現できます。こうした「織りこなし」の技術を日々研鑽しています。