CRAFTSMAN

京都デニム・竹染工

カタチを変えて本質を残す

着物業界が衰退する中、「着物の職人の技を守りたい、職人の技を継承する手助けをしたい」という想いから「京都デニム」は誕生しました。京友禅染めや京小紋染め、京染めなど 伝統的な着物の染色技法をデニム生地に施し、上品で個性的なデニムを展開しています。

染めの技術は、生地の素材だけではなく、日々の気候によって糊の硬さや蒸し時間の調整が必要な非常に繊細な技術。腕が確かで、新たな試みに積極的な竹染工を中心に、着物からジーンズへ。カタチを変えても着物と同じように一点ずつ職人の手で製作し、技術の本質を後世に残します。

(右)桑山 豊章京都デニム デザイナー
江戸中期から続く着物製造の老舗が伝統の染色を次世代に継承するために2007年に立ち上げたデニムブランド。
(左)竹 壽章竹染工
着物の京小紋型を使って、型友禅などの染色を手がける染色工房
60年以上に渡って、手がけてきた職人の技術をデニムに活用しています

友禅染・抜染(ばっせん)

友禅染とは、水と細かな粒子で構成された染料で絵を描き出す技法の総称で300年以上受け継がれてきました。染料が綿や絹などの生地芯に浸透して発色することで、奥行きのある色を染め出し、また光の当たり方などでも、風合いは様々に変化します。抜染は元の生地色を抜く技法。薬剤が入った糊を置いたところだけ色を抜きます。抜かれた部分をそのままデザインにしたり、色をのせて艶やかに表現したりと、その後の工程を左右するベースになる技術です。

  • 職人の手により、一枚ずつ型で薬剤の入った糊を生地にのせていきます。

  • その日の気候や生地の厚さによって、糊の配合を変えます。

  • 高温の蒸気で蒸し、糸の芯まで薬剤の糊を柄生地に浸透させます。

  • 水で糊を洗い落とし、乾燥を経て、綺麗な抜染がデニムに施されます。