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各地で開催されたKiwakotoのイベントレポートです。
去る2022年1月21日、22日にKiwakoto本店で茶会を開催いたしました。
一人でも多くの方に、本物のお道具を使う醍醐味を、との想いで開催したこの茶会では、Kiwakotoならではのこだわりを随所に散りばめた空間を設えました。
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後部座席を茶室にみたてたジムニーは、下鴨茶寮主人、小山薫堂さんがお誂えされた「動く茶室」です。
ジムニーの後部扉には、床にみたてたまさ目の台があります。そこに飾った茶花や色紙を、お客様がどこからでもご覧になれるように、立礼卓を設置しました。
茶道の世界ではちょうど初釜の季節。天井にほど近いところから青竹の花入れに活けた結び柳の飾りを加えると、新年の華やいだ空間が完成しました。
茶碗は、Kiwakotoのパートナーである作家4名の作品の中から、お客様ご自身に選んでいただきました。
佐々木虚室さん:全国でも数少ない千利休の時代につくられた楽茶碗の技術を受け継ぐ窯元。
加藤丈尋さん:釉薬の研究を重ね、「色」の表現にこだわりをもつ。
土渕善亜貴さん:世界に伝わる陶芸技術を取入れ、土の良さを引き出す表現方法を追求する。
西村德泉さん:五代続く窯元で、茶の湯の道具を中心に、京都らしい華やかな表現を得意とする。
この日のために下鴨茶寮さんに創作いただいたお茶菓子が、へぎに見立てられたKIWAKOTOの器と共にセッティングされています。
Kiwakotoオリジナルのポータブル茶釜は、京釜師 吉羽與兵衛作。口から湯気がではじめたら、お茶をたてる準備が整ったサイン。それまでの少しの間、お客様は、お菓子を召し上がられます。
茶席の後は、お客様それぞれお時間の許す限り、ゆっくりと店内をご覧いただきました。期間限定で展示・販売をおこなっていた作家4名の作品は、どれも芸術品に匹敵する茶道具。それらを手に取ってご覧になられる方もいらっしゃいました。(Kiwakotoオリジナルの茶碗は、オンラインストアからお買い求めいただくことが可能です。詳しくは、ここをクリック)
ご来場くださった皆様には、京都の冬らしい底冷えの日、一服のお茶と本物のお道具で、お楽しみいただけましたなら幸いです。今回の茶会にご来場が叶わなかった皆様には、ぜひ次回、お越しください。お会いできることを楽しみにしております。Kiwakoto発行のニュースレターでは、最新情報をお届けしております。この機会に、ぜひご登録ください。
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茶人 三窪笑り子さん
色紙 諫山宝樹 七福神図
花 水仙、椿
お菓子 寒椿と苺加加阿羊羹(下鴨茶寮さんによる特別仕立ての御菓子)
茶碗 佐々木虚室さん・加藤丈尋さん・土渕善亜貴さん・西村德泉さん
Kiwakotoパートナーの皆様、ご協力いただきありがとうごいました。