女性・男性共に、貴重な作品を多数ご準備し、ここでしか見ることのできない和装の世界をゆったりとご覧いただける機会でございます。ご要望に応じて、和装コーディネートに長けた専門スタッフが、アドバイスいたします。
お問い合わせはこちらから。
<加納幸> 明治時代から4代続く西陣織の織元。独自に開拓した工房で染物や織物を制作するほか、精密な刺繍によるオリジナル作品を多数手がける。世界18カ国で発行される世界で最も影響力のあるラグジュアリー誌VOGUEが創刊してから90年余を経て、初めて着物の特集記事を組んだ際に取り上げたのが、「加納幸」の作品。2016年からは新たに独自開発した天然革の広幅生地、また世界的にも珍しい人工スエードを素材に使ったテキスタイルを発表。Kiwakotoが手掛けるクラフトカーにおける空間演出にも採用。
1.明治時代のデザインを復刻
1889年(明治22年)に亀屋佐兵衛の屋号で織物業を創業してから130年を迎えた一昨年、明治から昭和にかけて描かれた素晴らしい図案の数々が蔵から発見されました。
今回のイベントでは尾竹竹坡、伊藤小坡、松岡映丘、飛田周山など著名な画家の作品を含むこの歴史的な帯図案を特別公開するとともに、明治時代のデザインを忠実に再現した亀屋佐兵衛の帯を展示・販売いたします。
明治の画家、尾竹竹坡の作品
2.国賓への贈呈品
2008年、2016年には国賓への贈呈品として外務省儀典賓客室から制作依頼をいただき、9点の作品を内閣総理大臣官邸へお納めいたしました。加納家の図案の中からそれぞれ相手国に関わりを持つ意匠をご提案し、最終的に総理大臣および総理夫人が選定されました。今回はこの贈呈品となった帯の中から特に印象的な作品数点を復刻し、展示・販売いたします。
アメリカ「障壁桜図」 米国大統領夫人への贈答品。日米友好のシンボル「桜」が描かれた帯。
3.130年の歴史を語る多数の作品展示
上皇后陛下が、皇后時代からご着用になったことで有名になった引箔(ひきばく)の高級袋帯「琳派謡本(りんぱうたいほん)」や、VOGUEが初めて和服を掲載した年の加納幸作品掲載誌(日本未発売)ほか、パリ・コレクションで発表した特注ファブリックなど歴史を物語る数々の資料や作品群を展示いたします。また2019年より代表を務める加納大督が、熱心に制作を続けてきた緻密で配色豊かな刺繍作品をこの日のために製作しております。
琳派謡本 琳派の画家たちにより、美術品として製作された美麗な謡本から発想を得た帯。
4.上質な男性着物・帯
男性の着物は⼥性向け商品に⽐べ同じようなものが多くバリエーションが少ないのが現状ですが、今回、加納幸独⾃に開発したよろけお召、メタリックな質感が特徴の丹後のお召や各産地の紬などの着物に加え、⻄陣唯⼀の緞⼦を仕⽴てた⾓帯など独⾃の世界をご提案します。
草木染で染めた素朴で渋い大島の一品ものの紬。
養蚕とは異なる、天然の機能性繊維・野蚕糸(やさんし)のタッサーシルクを使用したさざ波模様の無地着尺。
経糸を通常の5倍使用した緞子(繻子)の角帯。
記
日 時 | 2021.9.23(木)/ 9.24(金)/ 9.25(土)/ 9.26(日)
時 間 | 10:00 – / 13:00 – / 15:00 – / 17:00 –
会 場 | 加納幸
(京都府京都市上京区堀之上町20)
ご参加方法 | ご予約制、1組あたり最大4名様迄
お問い合わせ先 | 株式会社A・STORY
担当 佐藤 愛
TEL 075(212)0500
E-mail info@kiwakoto.com
※当日は、京菓子司末富とのコラボレーションによるアフタヌーンティを会場内にてお楽しみいただけます。また、Kiwakotoプロデュース新作の和装バッグ、帯揚げを展示販売いたします。
<加納幸までのアクセス>
皆様のご来場をお待ちしております。
お問い合わせはこちらから。
Latest Article